第42章コンセプション・ビバレッジ

「子宝の薬……?」アンナは信じられないという顔で、その杯を見つめた。

すぐに首を横に振る。「結構です。ブラッド、持って帰って」

ブラッドは小さく一礼した。「アイリーン・スターリング夫人のご命令です。アンナ・スターリング夫人、申し訳ありませんが、どうかお飲みいただきたく」

アンナはウィリアムをちらりと見た。助けて、と声にならない懇願を向ける。

ところがウィリアムは、ただ手を差し出しただけだった。「俺に」

召使いはすぐさま杯をウィリアムに渡した。ウィリアムは一息に飲み干し、アンナは呆然と見守った。

「スターリング夫人」ブラッドは二杯目を自らアンナへ差し出す。アンナは眉をひそめ、露骨に居...

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